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精神科

精神関連の病気・状態 一覧

精神に関わる病気はいろいろありますが、強迫性障害(OCD)に関連ありそうなものだけ、簡単に紹介します。
強迫性障害との区別が、大切な場合もあります。
くわしくは専門サイトがたくさんあるので、検索してみてください。
<重要>
精神の病気は、本だけで読んでイメージするのと、実際にそのように診断された患者さんに会うのとでは、大きくイメージが異なることが多いので、ご注意ください。

1)不安・恐怖を伴う疾患:

気分障害
・・・(大)うつ病(うつ病性障害)、そううつ病(双極性障害)・・・など。強迫性障害で、うつ症状を併発する人は多い。

社会不安障害(SAD)・・・対人恐怖、人前での不安や緊張が過剰になってしまうことによる症状(赤面、手の振るえ、発汗、トイレが頻繁になる、緊張など)がある。
<リンク>不安・抑うつ臨床研究会 社会不安障害 
     医療法人 和楽会  「主な病気の解説」に、不安関連の病気の解説。

全般性不安障害(GAD)・・・仕事や学業などの多数の出来事または活動について、過剰な不安と心配がある。しかも、長く続き(6ヶ月以上)、不安のない日の方が少なく、とらわれてしまっている。落ち着きのなさ、疲労感、集中困難、怒りっぽくなる、筋肉の緊張、睡眠障害のうち、少なくとも3つの症状を持つ。

パニック障害(*)・・・例えば、乗り物に乗ったり、特定の場所に行くと、動悸、めまい、息苦しさ〈パニック発作〉が起こり、激しい不安を感じる。自律神経機能に異常が表れるために、心身のバランスが乱れ、さまざまな症状が見られる。

過敏性腸症候群(*)・・・緊張するたびに下痢、便秘、腹痛を繰り返す。
(*)<リンク>
心身症のお話
自律神経失調症、仮面うつ病、パニック障害、 神経性嘔吐、過敏性腸症候群、過呼吸症候群、胃潰瘍、摂食障害(過食症・拒食症)、不眠症の解説。 「自己治療のヒント」が、ストレスの軽減、リラックスに役立ちます。


外傷後ストレス障害(PTSD)・・・身近な人の死や大きな不幸などの体験がストレスとなって、症状が出るもの。実際に起こった過去の体験がトラウマとなってしまうことによるもので、「今後起こるかもしれない惨事」を想定してしまう強迫性障害とは、そこが違います。ただし、強迫性障害の人で、トラウマが影響しているケースもあります。

身体表現性障害・・・身体的には異常がないと説明しても納得できず、繰り返し症状を訴え、検査しても医学的な異常は見つからないのだが、安心できない。身体表現性障害と呼ばれる病名は、いくつかあります。
1) 心気症・・・重い病気にかかっているのではないかという考え(観念)にとらわれ。
2)身体化障害・・・身体の痛み、胃腸症状、性的機能の不調、皮膚の異常な感覚(痒み、灼熱感など)など。30才までに発症し、数年間にわたって持続します。とにかく今出ている症状を早くとってほしいという訴えが強いのが特徴。
3) 疼痛性障害・・・疼痛(ずきずき痛むこと)。
4)身体醜形障害・・・外見についての想像上の欠陥のとらわれ、小さい身体的異常がある場合に、心配が著しく過剰。

解離性障害・・・解離(かいり)とは、本来ならば人間の一人の中で行われるべき、記憶、意識、知覚などの精神機能がうまく統一されてなくて、離れたり、抜けたりしてしまう症状。例えば、虐待のようなトラウマとなるような経験をし、記憶がスコーンと抜けたり、もう一人の自分がいたり、精神と身体がばらばらになる感じ(離人)をしたりする。

摂食障害・・・拒食と、過食とがある。女性に多く、無月経(3回以上)になることもある。

トゥレット(Tourette)症候群・・・突然
出現し,繰り返す素早い動き(運動チック)と音や声(音声チック)を主な症状とします。(トゥレットは、一般的なチックというイメージよりもかなり重い症状です。)小児期に発症し(平均年齢は7歳前後とされ、ほとんどの例が14歳までに)、慢性に経過する神経の病気です。トゥレット症候群に、強迫性障害がしばしば合併することがあります。

統合失調症・・・統合失調症の妄想と、強迫性障害の強迫観念とは、まったく違います。強迫性障害の人は、その観念がどっか違うとわかっていることがほとんどです。ですが、統合失調症の場合、本当に声が聞こえたり、映像が見えたりしてしまうので、現実との区別が難しく、特に急性期ではわからなくなってしまっている人も多いです。また、統合失調症の幻覚・妄想は本人にとって非常に恐ろしい感じがします。

強迫性人格障害(OCPD)・・・人格(パーソナリティ)障害の一つで、まずパーソナリティ障害の全般的な診断基準を満たす必要があります。認知、感情、対人関係、衝動が、白か黒か極端に偏り、柔軟性がない(中間がない)感じです。OCDは自分でわかっているのが特徴ですが、OCPDは、周囲の人とのトラブルを生じやすく、本人の自覚よりも周囲の人からの訴えから診断にいたるケースが多いそうです。また、OCDよりも、性格との関係が大きいです。ただし、現在の日本でこの診断名を医師がつけることは、滅多にないのではと思います。

睡眠障害・・・入眠、睡眠に何らかの異常のある状態。
<リンク> 眠りの総合サイト 快眠推進倶楽部 

2)恐怖や不安を伴わない疾患:
同じ行為を繰り返すものでも、例えば、薬物、ギャンブル、性行為などへの依存のように、快楽を伴うものは強迫性障害ではありません。
3)発達障害:
脳の発達期に発症する機能的な障害。

広汎性発達障害(PDD(高機能)自閉症、アスペルガー症候群・・)、
学習障害(LD)、
注意欠陥/多動性障害(ADHD)などがあります。OCDを、そのような発達障害の二次障害として発症することがあります。

ただし、自閉症のような障害をもつ人が、何度も体を洗ったり、トイレにひんぱんに行ってしまっても、不安や恐怖が伴わず、多動によるものや、快楽を伴うものでしたら、OCDとは異なります。
発達障害の専門医や、発達障害者支援センターなどで、相談することが可能です。
4)その他:
アダルトチルドレン(AC)・・・家庭などの子どもの頃の環境が、著しく偏り、ひずめられたことによって、成人してもそれがトラウマとして、精神的な影響を及ぼしている人。例えば、家族のアルコール障害、虐待、過干渉、過保護などによって、お互いが自立の関係を保てない(共依存の)関係などである。医学的な言葉ではなく、単なる精神的に大人になりきれていない人という意味ではない。
http://アダルトチルドレン.net/ JACA日本アダルトチルドレン協会

テクノストレス・・・テクノ不安症(コンピュータが苦手な人が無理をして使ううちに生じるストレス性の症状。動悸、息切れ、肩こり、めまいなどの自律神経の失調、鬱状態など・・)と、テクノ依存症(パソコンやゲームに過剰に適応・依存したために生じる精神症状)の2つに分けられます。正式な病名ではなく、他の病気の一症状であることも多いそうです。

ひきこもり・・・ さまざまな要因によって、社会的な参加の場面が狭まり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態のこと。(「10代・20代を中心とした「ひきこもり」をめぐる地域精神保健活動のガイドライン」より引用)
<リンク> NPO法人全国引きこもりKHJ親の会
      ひきこもり(引きこもり)のページ ひきこもりについてのリンク集

参考

APA「DSM-IV-TR 精神疾患の分類と診断の手引き」

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